レコードを横切って引かれる針の音は、50年間意味を失っていない数少ないfoley要素のひとつだ。ターンテーブルを所有したことがなくても、観客は今も『レコードが止まる』として聞く。この1点の引っ掻く音の録音はその特徴的な音域を扱う。遅いテンポと速いテンポの古典的なDJのスクラッチパターン、乾いて不快な音域の布への爪のこすり、産業作業用の金属対金属のこすり、そしてすり減った溝を通して再生される古いレコードの粗い表面ノイズまで。ヒップホップ制作に合わせた遅いビニールのクラックルのベッドを捉えたテイクも数本ある。
ヒップホップのプロデューサーやビートパックの組み手は、小節間のトランジションとしてDJのスクラッチ効果を選ぶ。時代と態度を一動作で運ぶ。ホラー編集者は、両方が人間の不快の周波数域に座るため金属のこすりと爪の素材を抜く。コメディ編集は、すべてを止める普遍的なギャグとしてレコードスクラッチを使う。カットに落とせば、前にあったものの意味を書き換える。ローファイや宅録には、ビニールのクラックルのベッドがどのサンプルの下にも争わず座る。ヒップホップとホラー向けに無料ダウンロードでき、登録もクレジット表記も不要だ。著作権フリーのMP3で使える。