不安なインストゥルメンタル音楽。不協和で落ち着かず、視聴者を居心地悪くさせるために作られている。デチューンされた弦が、ひとつの音に定まることを拒む揺れたリードを担う。低いチェロのドローンがその下で持続する緊張を保つ。弓で擦るシンバルのテクスチャーがミックスの端に置かれる。不規則でグリッドから外れた打楽器の脈動がリズムの予測を裏切る。テンポは不協和なクラスターとtritoneを軸とした和声で60〜90 BPMの間を漂い、決して解決しないフレーズ、宙づりのまま残る半終止、高まっても放出しないゆっくりとしたクレッシェンドを伴う。終わりは思考の途中で断ち切られる。
ホラー短編の映像作家は廊下や地下室のシーンに敷く。スリラー予告編のエディターは心理サスペンスのリールに差し込む。実録犯罪のビジュアライザーは再構成のセグメントに流す。インディーゲームの開発者はステルスやサバイバルホラーの追跡シーンでループさせる。不穏なストーリータイム動画、悪夢をテーマにした短編、アナログホラー風のモキュメンタリーにも合う。darkやsuspenseも参照。